2023/11/08
公開日:2023年11月8日
最終更新日:2026年4月7日
企業のメタバース活用は、CX向上や人材育成など新たな可能性がある一方で、
セキュリティや法規制、運用面のリスクも伴います。
本記事では、メタバース活用を検討する企業向けに、
想定される主なリスクと、2026年に向けた具体的な対策を解説します。
INDEX

メタバースとは、「Meta(超越)」と「Universe(世界)」を組み合わせた造語で、インターネット上に構築された3D仮想空間を指します。ユーザーはアバターを通じて空間に参加し、他者との交流、イベント体験、経済活動などを行えます。
メタバース活用の基礎や活用領域については、
▶ メタバースとは?注目されている背景や仮想空間でできることを解説
企業にとっては、「同一の仮想空間に不特定多数がリアルタイムで集まる」という特性が、
従来のWebやオンライン会議ツールとは異なる価値を生み出します。
独自メタバースを構築・運用する場合、開発費用や運用体制の確保が課題になります。
ただし近年は、Webブラウザ型の法人向けメタバースや、既存プラットフォームを活用したスモールスタートが可能になっています。
メタバースでは、ID情報に加え、行動ログや位置情報など、従来よりも高密度な個人データを扱います。不正アクセスによる情報漏えいは、企業ブランドへの深刻な影響を及ぼします。
複数ユーザーが関わるワールドやアバターのデータは、悪意ある改ざんにより意図しない挙動を引き起こす可能性があります。
メタバース内で取り扱われるNFTやデジタルアイテムは資産価値を持つため、ウォレットのハッキングは直接的な金銭被害につながります。
NFTの基礎については以下をご参照ください。
▶ NFTとは?仕組みや特徴、仮想通貨との違いを解説
アバターの匿名性は利点である一方、なりすましや詐欺、誹謗中傷といったリスクも伴います。
見えないアバターや複製ワールドを通じて、会話内容が第三者に取得されるリスクも指摘されています。
デバイス価格や明確なユースケース不足は、依然として普及の障壁です。
多くのユーザーが集まっているメタバースを把握したい方は、以下の記事も参考になります。
▶ 【2024年版】ユーザー数の多いメタバースゲーム10選
多くの企業にとってメタバース活用はまだ投資段階であり、中長期の収益モデル構築が課題です。
メタバースに関連する法的課題については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ メタバースの法的課題とビジネスを行う際のリスクとは?
2026年に向けて注目されているのが、生成AIとメタバースの融合です。
これにより、運用負荷の軽減やスケーラブルなメタバース活用が可能になりつつあります。
一方で、
といった新たなリスクも顕在化しています。
企業には、「AIに任せる領域」と「人が管理すべき領域」の切り分けが求められます。
パスワードに加え、追加認証を行うことで不正アクセスリスクを低減できます。
これらを技術・運用・ルールの三位一体で設計することが重要です。
A. セキュリティ、法的課題、匿名性によるトラブル、運用コストなどが主なリスクとして挙げられます。
A. ブラウザ型メタバースの普及により、初期費用を抑えた活用が可能です。
A. 目的設定、運用体制、ガバナンス設計を事前に行うことが重要です。
メタバース活用は、リスクを正しく理解し、段階的に設計・運用することで、企業に大きな価値をもたらします。
重要なのは「導入すること」ではなく、「持続的に活用できる仕組みを作ること」す。
企業が主体的にリスクマネジメントとガバナンスを整備することで、
メタバースはCX向上と事業成長を支える強力な基盤となるでしょう。
企業のメタバース活用におけるリスク対策にお困りの方は、ぜひ一度トランスコスモスにご相談ください。
メタバース活用にはリスクだけでなく、適切に設計することで得られるビジネス価値も存在します。企業がメタバース活用を進める際の全体像や、リスクと価値のバランスについては、以下の記事でで整理しています。
▶企業がビジネスで成功するためのポイントと法的リスク

著者
メタバース情報局編集部
メタバース情報局 by transcosmosはトランスコスモス株式会社が運営する法人向けメタバース情報メディアです。メタバースを活用したビジネスの事例やノウハウ、最新情報、バーチャル体験など、メタバースの魅力をお届けします。ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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